じぶんでじぶんをしつけるメッセージ

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◇-森田ゆり編著「沈黙をやぶって」 1/2-林洋子(山口宛メール)(3/30-21:53)No.393

 ┗森田ゆり編著「沈黙をやぶって」 2/2-林洋子(山口宛メール)(3/30-21:55)No.394

  ┗凡庸さの足音-ぷよ(4/1-22:55)No.428




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393森田ゆり編著「沈黙をやぶって」 1/2林洋子(山口宛メール) E-mail URL3/30-21:53

林洋子さんから、本を紹介していただきました。
読んでみようと思います。
==============
森田ゆり編著「沈黙をやぶって」−子ども時代に性
暴力を受けた女性たちの証言ー築地書館・1992
年初版。お読みになりましたか?
この序文でゆりさんは書いています。
『性暴力が他の暴力形態と異なる特性のひとつは、
そこにまつわる秘め事ー沈黙の匂いです。「誰にも
言うなよ」と加害者が強いる沈黙。そして被害者が
語れない環境を
つくり出している社会全体が培養する沈黙。この三
者が堅固に維持する「沈黙の共謀」こそが性暴力の
きわだった特性です。この「共謀」から脱落して沈
黙を破った被
害者は加害者からの仕打ちのみならず、社会からの
冷酷な制裁にさらされなければなりません。
「あの人がそんなことするはずないでしょ」と信じ
てもらえず、たとえ信じてもらえたとしても「犬に
かまれたと思って忘れなさい」とたいしたことでは
ないとみなさ
れ、さらには、「あんたが誘ったんじゃないの」と
逆に罪の責任を着せられてしまう。
だから被害者は黙ってしまいます。被害者が黙って
いるかぎり加害者は安泰です。社会は何事もなかっ
たと装って、幸福な家族を、安全な日本を演じつづ
けることができるのです。こうして「沈黙の共謀」
は維持され、性暴力が日常的にくり返されていくの
です。』

『Aちゃん、二年間にわたって父親から性行為を強
いられてきた10歳の女の子。いままで誰にもいえ
ずにいたことをはじめて語る。ボソボソと途切れが
ちに。目をふせたまま、かぼそい声で。しかし彼女
の心の中ではすさまじいエネルギーが燃焼している
のが私には感じられます。語ることではねかえって
くるリスクの大きさを10歳の子どもは充分に知っ
ています。「沈黙の共謀」から脱落することで社会
から加えられる制裁の冷酷さを感じとっているので
しょう。語ること、それは彼女のまわりをぐるりと
囲む堅固なコンクリートの壁に体当たりして血だら
けになる行為にひとしいのです』

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394森田ゆり編著「沈黙をやぶって」 2/2林洋子(山口宛メール) E-mail URL3/30-21:55
記事番号393へのコメント
森田ゆりさんにはじめて私がお会いしたのは
1992年の夏でした。アメリカから突然お手紙を
いただいたのです。毎日新聞にのった私のクラムボ
ン活動の記事を読みぜひ会いたいと言ってこられた
のです。ちょうどこの「沈黙をやぶって」出版の最
終打ち合わせに日本にこられるとのことでした。
我が家にいらしていただいて2人で夢中で5時間く
らい話しました。小柄できゃしゃな体から知性とエ
ネルギーが溢れ出てくる、素敵な女性。

森田ゆりさんは、こんな人。本のカバーの紹介文か
ら。
「1976年に日本を出てメキシコへ。その後、カ
リフォルニア定住。一男一女の母。アメリカ・日本
の反核運動、少数民族の運動に長く関わると同時
に、1985年
から8年間、CAP(子どもへの暴力防止)トレーニ
ング・センターのコーディネーターを務める。
1985年にナイロビで開かれた国連主催国際女性
会議にアメリカ性暴力分野の代表として出席。
1988年に「聖なる魂ー現代アメリカインディア
ン指導者デニス・バンクスは語る」(朝日新聞刊)
で朝日ジャーナル・ノンフィクション大賞を受賞。
1991年
「誰にも言えなかった」(築地書館刊)を翻訳出版
し、大反響を呼ぶ。
アメリカの子どもたちに和太鼓を教えているとき
が、もっとも溌剌としている時だという。50歳ま
でにやりたい夢ー童話をたくさん書いて、子どもた
ちにきかせる語り部になること」

築地書館  中央区築地2−10−12 
tel.3542-3731 fax.3541-5799

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428凡庸さの足音ぷよ E-mail 4/1-22:55
記事番号394へのコメント
−−−以下引用−−−
『性暴力が他の暴力形態と異なる特性のひとつは、そこにまつわる秘め事ー沈黙の
匂いです。「誰にも言うなよ」と加害者が強いる沈黙。そして被害者が語れない環
境をつくり出している社会全体が培養する沈黙。この三者が堅固に維持する「沈黙
の共謀」こそが性暴力のきわだった特性です。この「共謀」から脱落して沈黙を
破った被害者は加害者からの仕打ちのみならず、社会からの冷酷な制裁にさらされ
なければなりません。
−−−引用終了−−−

山口さんの指摘する凡庸さは、ここへと根をのばしてきています。
これはnolphinさんのご両親をして、まいこさんを「女」と
呼ばしめた常識についての記述だと、私は理解します。

なぜ不当な性行為を迫られたものが、汚れを感じなくてはいけないのでしょう?
これは身近なところでは、痴漢に類するものもこれに当たります。
なぜ被害者が黙らねばならないのでしょう。

ここに私は、人間の”創り出した”タブーの無用さや罪深さを見て取ります。


とはいえ、まいこさんの場合はもっと根が深いですね。
「おまえが悪い」と言われ続けたものが沈黙を破ることがどれほど
勇気のいったことか、思うだけで悲壮感に迫られます。

きっとnolphinさんは本当に信頼されていたんですね。
心を開いていくまでの過程を思うと、気が遠くなりそうです。