山口あずさ - 98/03/01
先生を尊敬する、とうい項目を加えた。昨夜NHK教育で「何が子どもをキレさせるのか」という番組をみた。中学校の現役の教師6人を集めての討論番組。自分が中学生だったころのことを思い出した。この先生ならきっと好きになっただろうな、とか、あまり好きじゃないけどこの先生の言うことなら聞いただろうなとか、中学生の頃の皮膚感覚を思い出した。それから、世の中の自分にとって都合のいい論調にすぐに乗っかって、心の中で学校や先生を批判していた自分も思い出した。番組の中で、教室に入らない生徒に対して、(1)教室に入って勉強する
。(2)自宅に帰る。(3)他の部屋で先生と話をする。という選択の『自由』があると話された先生がいらっしゃった。この選択は中学生にとってもかなりキビしいことなのではないだろうか。わたしは俳句を趣味としているが、俳句というのはただ作っていればいいのではなくて、選句眼というのも同時に磨いていかなければならない。どっちの俳句の方が好きかという判断に対して、「眼」がいるのだ。つまらない選択をすれば不明を恥じることになる。中学生に(1)〜(3)を『好み』で選択しろというのは、無理なのじゃないかと思う。と、同時にかつて「教室に入りなさい!」と言えば済んだ先生が、3つの選択肢を提示したらどうだろうかというような「工夫」を強要されている現実。いずれにせよ、手間のかかるガキどもに勉強を教えるという仕事が、非常に骨の折れる仕事であることは間違いがない。具体的なお手伝いは無理だとしても、「先生を尊敬する」という世の中の空気を作ることができれば、先生も、そして生徒も、少しは楽にならないだろうか。