1003 ええじゃないかさんのエッセー 山口あずさ E-mail 7/14

南蛮(^^;)に在住されている、ええじゃ
ないかさんからエッセーを投稿してい
ただきました。
短いものですので、ご一読の上、感想
などをここに書き込んでいただけると
嬉しいです。
わたし個人としては、彼が同じカテゴ
リーに入れているさまざまなことども
に加え、「結婚」も十分にこれらの仲
間入りをする資格があるのではないか
と考えています。
あるいはありとあらゆる人間関係に、
お金が関わってこないということがあ
るのだろうか、という疑問もありま
す。
そもそもお金にはきれいなものと、汚
いものがあるのではないでしょうか?
また、性に美しいものと、汚らわしい
ものがあるように思います。
わたしは汚いお金と、汚らわしい性に
は近寄りたくない。
が、これを見分けるのは、ものすごく
難しい。

1004 Re:ええじゃないかさんのエッセー あんもないと E-mail 7/15
記事番号1003へのコメント
セックスワークには、それがタブーであったこともあって
ほとんど社会的ケアがないし、そのリスクがどの程度のものかも
よくわかっていませんよね。

タブーになるにはそれなりの理由があったわけですが、
その理由もまだ完ぺきには解明されていません。

そうである以上、そのタブーを解体すべきなのかどうかも
判断できることではないでしょう。

また、本当にすべての職種で男女の賃金格差が解消されている
国っていうのも、まだ実現していないと思います。

セックスワークがもし時給800円だったら、みんなやるかな?

お金に困っている、いないに関わらず、
セックスワークが常に、女性にとってはてっとりばやく
そこそこのお金を稼ぐ方法である以上、

そして買春者の男女の割合が1:1でない以上、

構造的な差別がそこに存在していると考えるべきでしょう。

これを男女のセクシャリティーの違いで説明しようとすると、
いくらでもウソが混じってくるよん。

人間という動物の特性として、「恋」が邪魔、っていう人は
いると思うんだけど、それが「人間」の特殊性であるからなのか、
それとも他の動物にくらべて「恋」が阻害されやすいだけなのか、
そのへんも怪しいところ。

もっとも「ええじゃないか」さんは、「ホントはよくないよな〜」
っていうタブーを感じていて、その気持ちに何らかの違和感が
ある、って話ですよね?
その違和感は結構大事にして欲しいって思います。

1007 Re:ええじゃないかさんのエッセー 山口あずさ 7/15
記事番号1004へのコメント

>セックスワークがもし時給800円だったら、みんなやるかな?

これ、おかしい。。。
800円でもし売ってたら、疑うでしょうね。
こいつ絶対ビョーキかも。。とか。

かくいうわたしがかつて書いた一句。

  一回50円で微笑むだけの売春

春を売るのだから、笑顔だけ売ってもいいじゃないかと思う。
売笑婦なんてゆう言葉もあることだし。

あと、今日の午前中あれこれ考えていて(←仕事してたんじゃないのか?)、
お金目的でなかったとしても、何か他のことが目的で誰かとセックスする女の
人というのはありがちで、この女の人に苦しめられてきた長い長い歴史があっ
て、男性はそのル・サンチマンを売春者に向けているかも、と思いました。
仕事目的でプロデューサーとセックスする女優、とか、あるいは、結婚目的で
好きでもないのにセックスするとか、、、いろいろ考えていたら、なんか女が
怖くなった。。。
わたしのように自分に正直に異性を選り好みしていることは、きっといいこと
なのだろー。(←自画自賛^^?)

1012 Re:ええじゃないかさんのエッセー ミズスマシ E-mail 7/17
記事番号1003へのコメント
 下の女子高校生の感想を読んで、援助交際をしてはいけないといったしつけ
でなくて、大人が人生について物事をもう少し深く考えることを教えていれば援
助交際は減るのでは?と思いました。

<朝日新聞(1997年2月23日)に載った、私立高校・大東学園で1年間週1
回の総合学習(援助交際問題を含めた「性と生の授業」)の実践を読んで、都
内私立高校3年の女生徒が、記者に送った匿名の感想文の投書>

 「2月23日の本紙「女子高生で性と生を教える」を読んだ。「売春で失うもの
 はなに?」「……プライド」
  がく然とした。涙があふれ出て新聞がビショビショになった。お金をかけて
 着飾ることがプライドの表れだと思いこんでいた。売春はプライドを守るため
 の手段だ、と。
  高1の春から高3の現在までに、売春相手は30人以上、回数は100回近
 く、現在でも2人の『顧客』と交際中。
  正直なところ、好きでもない相手と寝るのは、ムシズが走るほどいやだった。
 体に触れられると鳥肌が立ち、逃げ出したい衝動に駆られた。行為後、もらっ
 たお金を紙ヒコーキに折って、ホテルの窓から飛ばしたら……とぼんやり考え
 るほどの虚無感を覚えた。それでもずっと、本当の自分の『心の叫び』を聞か
 ぬふりをしてきた。高額でカッコイイブランド品を獲得するための必要悪だと割
 り切っていた。バカな男を利用して儲ける仕事だと言い聞かせて自分を納得さ
 せようとしてきた。弱音はもみ消して強がった。そしていつもどこかに後ろめた
 さを感じていた。
  この記事を読んで初めて、『本当の自分』の悲痛な叫びを認めることができた。
 気づくのが少し遅かった。3年前の自分に読ませたかった。
  『顧客』と手を切ることを強く決意した。これからは、ブランド品で身を固めるこ
 とや、ベンツの助手席に乗ること、フランス料理のフルコースを味わうこと、エス
 テに通うこととは程遠い生活になるだろう。
  しかし、その贅をこらした暮らしと引き替えに、本当の自分がかえってくる。『自
 分を大事にする』意味がわかるようになる。お金や他人に頼ってでは手に入らな
 い大切な物を獲得できそうな気がする。」
      『学校は再生できるか』(尾木直樹・NHKブックス)より

1013 Re:ええじゃないかさんのエッセー 山口あずさ E-mail 7/17
記事番号1012へのコメント
ミズスマシさん、この話はいい話ですね。

>「売春で失うものはなに?」「……プライ
ド」

という言葉がこの少女にはきちんと通じたの
でしょう。
しかし、援交娘はそれほど甘くない。
すべての少女にこの言葉が通用するわけでは
ありません。
買春者を逮捕するという法律を作っておくこ
とにわたしは賛成ですし、また同時に、わた
しに話しかけてくれた少女の話を聞いてみる
ことも、大事だと思っています。
じぶんの思春期の頃を思い出すと、わたしは
言葉を欲していたと思います。
言葉の力ということについて、改めて考えて
います。

1015 いったいこの物欲は何? ミズスマシ E-mail 7/18
記事番号1013へのコメント
山口あずささんは No.1013「Re:ええじゃないかさんのエッセー」で書きました。

>しかし、援交娘はそれほど甘くない。
>すべての少女にこの言葉が通用するわけでは
>ありません。

 同じ本に載っていた、1996年10月の援助交際問題のシンポジウムの参加
者向けに高3の女子高生が自己紹介を兼ねて書いた文。女子高生の物欲が減
ると援助交際は減るという気も……。しかし、この物欲はいったい何??

 「【私の生活】
  最近カラオケ行ってなーいっ! 華原の新曲練習したいのにゼンゼンヒマが
 ないョ。あとお金もない。せっかく援助やってんのにどーしてお金ないの? っ
 てカンジ。予約しているグッチの時計と安室がはいてるブーツも買わなくっちゃ
 いけないのに! 援助の人はK大出身の某大手電気会社に勤めてる29歳な
 んだけど、あんまり連絡とってくんない。月30って約束して、今度会うときは
 15万と、こないだ行った海外旅行のお土産くれるっていったけども本当なのか
 なぁ……ま、ウソだったら別の人みつけよっかな。一日一回オヤジに声かけら
 れてるから次の人見つけるのはかなりヨユー。友達の知り合いなんて月100
 稼いでるから私もガンバらなくちゃね。まだ欲しいモノいっぱいあるし……でも、
 あんまりやりすぎちゃうと彼氏に悪いなぁ……。ごめんね。M君。欲しいモノ全
 部買えたらやめるから、絶対! 好きなのはM君onlyだよ。
  (略)
  欲しいモノはいっぱいあんのに……。ケータイでしょ、ヴィトンの手帳でしょ、
 アルバの服たくさんでしょ、ついでにラブボもいっぱいでしょ、シャネルのバッグ
 でしょ、JAYROのスーツでしょ、NARSのリップでしょ……etc、あーもう! 何
 でもかんでも欲しいってカンジ。もう援助マジでガンバっちゃうョ。やる気マンマ
 ン、ってカンジの今日この頃です、ハイ。」
       『学校は再生できるか』(尾木直樹・NHKブックス)より

1016 物欲 1/2 山口あずさ E-mail 7/18
記事番号1015へのコメント
ミズスマシさん、この文章もある意味でよく出
来ていますね。
本当にこれが彼女の本心ならば、買う方も安心
(=罪の意識を背負わないで済む)でしょう。
援助交際の広告文みたい。。。
物欲に関しては、物に振り回されている大人社
会の反面教師のような気がします。
ときどき、新聞にマイケルジャクソンのお買い
ものの記事が載ることがありますが、先日は
「風と共に去りぬのオスカー像」を予想をはる
かに上回る額で手に入れられたのだそうです。
育ちが悪いのね。
というのがわたしの率直な感想です。気の毒で
すが。
かく言うわたしも別に対して育ちがいいわけで
もなく、物欲と折り合いをつけながら、預貯金
に何ら関心を抱くことなく、今まで生きてきま
した。

だいぶ以前のことですが、イギリスに日本人学
生を連れて英語研修に行ったときの話をしてく
れた人がありました。
現地で一日一万円でイギリス人学生のバイトを
募集したところ、その中に貴族の子弟が混じっ
ていた。
イギリスでは親がリッチでも子供にふんだんに
お金を与えるというような下品な真似はしない
そうで、(成金リッチだと別かもしれない
が。。)、貴族のお子さんといえども、一日一
万円で喜んでアルバイトをしてくださるのだそ
うです。(貴族でもビンボーな人もいるみたい
だけど。。)
で、バイトをしてくれた学生たちと飲みに行っ
た際に、貴族のお子さんに
「君の家(=House)はどれくらい広いの?」と
質問したところ、
彼の友人が
「失礼な、彼が住んでいるのはハウスではな
く、シャトーだ」
とのことで、
「じゃ、君のシャトーはどのくらい広いの?」
と質問をし直したところ、
「数えたことはないけれども、たぶん100何
部屋かはある」
とのことだそうで、その後、日本人はだいたい
金の遣い方を知らない、という話になり、反論
ができなかったと、その人は言っていました。

1028 ブランド品と虚栄心 ミズスマシ E-mail 7/24
記事番号1016へのコメント
山口あずささんは No.1016「物欲 1/2」で書きました。

>ミズスマシさん、この文章もある意味でよく出
>来ていますね。
>本当にこれが彼女の本心ならば、買う方も安心
>(=罪の意識を背負わないで済む)でしょう。
>援助交際の広告文みたい。。。

 前に引用した援助交際についての文章の女子高生ののような考えを
持っていれば、援助交際を止めるということも簡単でしょうね。

>物欲に関しては、物に振り回されている大人社
>会の反面教師のような気がします。

 昔パリで、ブランド品を買いあさる日本の団体旅行の女性の姿を見て、
うんざりしたことがありました。ブランド品に価値を見出さない者にとって
は、原価の何倍も上乗せした価格を付けたブランド品ほど馬鹿馬鹿しい
モノはないし、ブランド品で身を固めるというのは、自分の中身がないこ
と宣伝して歩いているようなものでしょう。
 ブランド品を買って喜ぶというのは、見栄や虚栄心を満足させるだけで、
ブランド品の値段の仕組みを知れば、金が有り余っている金持ち以外は、
馬鹿馬鹿しくて買う気にならないから、ヨーロッパでは、ブランド品で身を
固めようとするのは、貴族や金持ちか、コール・ガールのような売春婦で、
普通の人はブランド品をほとんど買わないのが実情でしょう。

 ブランド品で身を飾る為に援助交際をするというのは、女性特有の虚栄
心の強さから生まれているのかも。

 王仁三郎は、女の虚栄心について次のように書いています。

 「女は自分の欠点と弱点を包みかくすことに努力するゆえに、眼前のか
 けひきは巧妙である。外形美によって衒(てら)うことがじょうずで、虚栄
 心が非常に強い。虚栄の皮を一枚脱(と)れば、すぐに醜い内容が暴露
 する。内容の充実につとむることをしないで、いつまでも虚飾で包まんと
 するから、女は人間としての向上ができない。虚栄ばかりが増長して勢
 力をえている間は、人間としてはだめだ。」
       『東北日記』三の巻・「無題」

1017 物欲 2/2 山口あずさ E-mail 7/18
記事番号1015へのコメント
そのころはとてもバブリーな時代で、日本人は
よその国に出掛けて行っては札びらを切ってい
た。
日本人の持っているのは、自分で働いたお金な
ので、自分のお金で得をすることを考える。
貴族の持っているお金というのは、自分の領土
から自動的に自分の手に入るお金なので、その
場その場の損得勘定を抜きに、文化に投資する
ことができるのだ。
例えば、家具一つ買うにしても、孫の代で困っ
たときに売ればなにがしかのお金になるような
ものを買うことができる。
つまり、株式投資をするように絵画を買ってい
る限り、有名画家の一枚の絵を暴騰させること
はできても、無名の画家を発掘することは不可
能なのです。
で、われわれがもしお金持ちになったのであれ
ば、しなければならないのは後者で、前者はと
てつもなくばかばかしい。

働いたお金は自分で稼いだというだけの理由で
立派なお金だという信念が揺らがない限り、援
交娘の自己正当化は消えないかもしれない。
われわれは、何をして稼いだお金か、というこ
とを問題にしなければならないし、このことに
は、汚職につながるお金は受け取ってはいけな
いということも含まれるわけで、また、自分の
手元にあるお金をいかように遣うか、について
も考える必要がある。
衣食住に最低限必要なお金以外のものは、近視
眼的でない遣い方を学ばなければいけない。

きのうの朝日新聞の夕刊にハコモノという言葉
が取り上げられていましたが、このハコひとつ
とっても、われわれの物に対する考え方がわか
るのではないでしょうか。
中に入れる物がない、ということが起こったと
きに、中身の充実を考える人間と、そもそもハ
コなど作らずに、年金を上げた方がいい、ある
いは税金を安くした方がいいと思う人間がい
る。
後者の主張をする政治家に票が集まる限り、援
交娘には三分の理があることになると思いま
す。
現代日本に貴族はいません。皆が皆平等になっ
たときに、われわれの常識を那辺に設定すべき
か、今問われているのではないでしょうか。